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ゲームの面白さとは何か? 幕間2-1 [箸休め]

 章の合間の、ちょっとした雑談的なコラムです。

 今回は、ゲーム雑誌の話。



 えーとですね、ゲーム雑誌(を初めとするゲーム関連情報メディア)は、そろそろ、ゆるやかに終了するでしょう。

 たぶん、あと1~2年ってとこじゃないかなぁ?

 ようするに、役目を終えたということです。ゆっくりと消えていくことになるでしょう。足掻きながら消えていくか、静かに消えていくか、といった選択肢くらいしか残されてないと思うよ。

 まあ、完全に消えることはなくて、細々と続くとは思うけど。

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ゲームの面白さとは何か? 第一章(6) [ゲーム分析]

 「行動」と「結果」の間の経過時間を長くすると、ゲームは難しくなる。

 これが、ゲームの基本ルールのひとつです。

 でも、これって気付きにくいんですよね。

 シューティングゲームとかアクションゲームなどをプレイしていれば、「難易度が高いな」ということに、すぐ気付きます。だけど「行動」と「結果」の間の経過時間が長くなったことによって難易度が上昇したことは、けっこう気付かれないんですよ。

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ゲームの面白さとは何か? 第一章(5) [ゲーム分析]

 「街~運命の交差点~」と「428~封鎖された渋谷で~」。

 野安は、この2つのサウンドノベルのことを、歴史的な大傑作だと思っています。ゲーム史に残る素晴らしいゲームです。心ゆくまで楽しみました。

 だけどね。

 と同時に、このゲームは、そりゃ大々的にヒットするわけないよなぁ……と心の底から思っています。

 難易度が高すぎます。こんなに難しいゲームが、そうそう大衆にヒットするわけないですって。

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ゲームの面白さとは何か? 第一章(4) [ゲーム分析]

 さて。そろそろ第一章の本題に突入します。

 「行動」と「結果」の間の経過時間が長くなればなるほど、そのゲームを楽しむのは難しくなる!

 というのが、ゲームという遊びが持つ特性のひとつです。

 これは、すごく大事なポイントなんだけど、けっこう多くの人が気付いていないんじゃないかなぁ……と野安は思っているのです。

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プロの敵はプロではない(箸休めコラム) [箸休め]

 一章の途中ですが、本編から離れて、ちょっと雑談です。

 いずれ、テレビゲームというものは、「アマチュアが、趣味として作る」ような時代がやってくるでしょう。そういうものが、大きな影響力を持つようになるでしょう。

 そうですね。早ければ5年後、遅くとも10年後くらいには、そうなっていくんじゃないかなぁと。

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ゲームの面白さとは何か? 第一章(3) [ゲーム分析]

 ゲームというのは、「行動したら、何かが起きる」という仕組みのことです。

 世の中には、多種多様なゲームがありますが、それはプレイする人の年齢に応じて、あるいは知識や経験に応じて、その仕組みを複雑化させているだけのことなんですね。



 ここでポイントとなるのは、この仕組みを複雑化させる方法が、大きく分けて、2つあるということ。

1:知識や技術を要求するようにする
2:「行動」と「結果」の間の経過時間を長くする

 の2つです。

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ゲームの面白さとは何か? 第一章(2) [ゲーム分析]

 別の場所で、以前に書いたことのある話を、また書いておきます。

 大きなデパートには、小さな子供たちが、自由に遊べるコーナーがあります。

 野安はときおり、そこで、子供たちが、どんなオモチャで遊んでいるのかを観察しています。なぜなら、ゲームの原点を、そこで見ることができるからです。



 たとえば、幼児用の、もっともシンプルなオモチャに

・ボタンを押したら、音が鳴って、ボタンがピカピカ光る

 というものがあります。典型的な幼児用のオモチャです。ボタンを叩くと、そのたびに音が鳴り、ピカピカ光る。それが子供たちとっては嬉しいことらしく、みんな、ばんばんばん、とボタンを嬉しそうに叩きます。

 さて。ここで疑問がわいてきます。

 このオモチャは、「ゲーム」と呼んでいいものなのでしょうか?

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ゲームの面白さとは何か? 第一章(1) [ゲーム分析]

 ゲームって、何だろう?
 ゲームって、どうして面白いのだろう?

 という根源的な仕組みについて、いろいろと考察(っぽいことを)していこうと思います。
理屈っぽいので、お好きな方だけ、先をお読みください。

 まずは「ゲーム」の仕組みについて、考えていきます。



●第一章 「ゲーム」と呼ばれるものの仕組み●

 そもそも、ゲームとは何か?

 いろいろな意見があるでしょうが、ここでは、ものすごーく無難に考えることにします。ゲームというのは

 「行動したら、何かが起きる」

 という仕組みを持つ遊びだ、と定義します。

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ゲームの面白さとは何か? 幕間 1-2 [ゲーム分析]

 ボーカロイドの話の続きです。

 『アイドルの才能というのは、ファンから「応援したい」という感情を、どれだけ引き出せるか? にある』

 と、前回のブログに書きました。

 だとすれば、初音ミクほど、アイドルとしての高い才能を持つデジタル・キャラクターは存在しなかったよなぁ、と野安は思っています。



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ゲームの面白さとは何か? 幕間 1-1 [ゲーム分析]

 これは序章が終わってから、本編に入る前の、ちょっとした息抜きコラムです。

 今回はボーカロイドのお話。広義にとらえるなら、「キャラクター・ビジネスとアイドル・ビジネス」についての考察――かもしれません。



 まずは予想から。

 「初音ミクは、2010年12月の紅白歌合戦に出場する」

 と野安は思っています。昨年の秋くらいから、いろいろな人に語ってきました。当時は「面白そうだけど、実際にはありえないよ」という反応が返ってきたものですが、最近では「うん。あるかもね」という反応が増えてます。たぶん秋口になると、「そりゃ当然でしょ」という空気になっていくんだろうと予測しています。

 だって、初音ミクは、デジタル・エンタテインメント産業が生み出した、史上初の「デジタル・アイドル」ですからね。

 こんな貴重な存在を、NHKが大々的にプッシュしないはずがないだろうな、と予想している次第です。




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