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ゲームの面白さとは何か? 幕間2-1 [箸休め]

 章の合間の、ちょっとした雑談的なコラムです。

 今回は、ゲーム雑誌の話。



 えーとですね、ゲーム雑誌(を初めとするゲーム関連情報メディア)は、そろそろ、ゆるやかに終了するでしょう。

 たぶん、あと1~2年ってとこじゃないかなぁ?

 ようするに、役目を終えたということです。ゆっくりと消えていくことになるでしょう。足掻きながら消えていくか、静かに消えていくか、といった選択肢くらいしか残されてないと思うよ。

 まあ、完全に消えることはなくて、細々と続くとは思うけど。



 だってさ。

 これまでにも何度か書いてるけど、「ユーザーに、わざわざ1000円や2000円を出費させ、攻略本を買ってもらってる」ことを、いまなおメーカーが是としているのか、まったくもって理解に苦しみます。

 それって、おかしいよ。

 そのゲームを楽しむための情報なんてもんは、ゲームの販売元が無料で提供すべきでしょう。

 攻略本作成のため、メーカーが出版社に提供している内部資料なんざ、自分のところのwebサイトに掲載すればいい。無料で読めるようにすればいい。いっそネットを介してゲーム機に配信してしまえばいい。

 なぜ、わざわざ「攻略本に載せて、それを読んでもらう」という、ユーザーに余分な出費を強いるシステムを、いまなお許容しているのか、まったくもって、わからない。



 ネットがない時代なら、わかる。

 そういった情報を、全国津々浦々まで届けるには、出版というシステムを利用するのが、いちばん安価だったから。

 だから、いまのゲーム出版物ってのは、そんな時代の名残りに過ぎないっちゅうことです。

 もっともっと安価で、便利な方法があるのに、そっちのシステムに移行できないままでいるだけのこと。だから、いまなおユーザーに余計な出費をさせている、という状況にあるんですよ。



 本がいらない、といっているのではないです。

 本がほしい人は買えばいい。本という形が好きだという人も多いでしょうから。あと、ネットにつなげない人もいるしね。小さな子供とか。だから、ゲーム関連の書籍をゼロにしろ、といっているのではないです。

 ただ、出版物を買わなければ、攻略に必要な情報を公式に得られないというのは、疑いようもなく間違っている、といっている。

・攻略に必要な情報・データなどは、無料で出しちゃいます

 という方法を、そろそろ取らなくちゃダメだよねと。なぜなら、ユーザーにって、そっちのほうがいいことだから。



 たぶん、そういう方向への大激変が、近いうちに起きるんでしょうね。

 出版社が、攻略に役立つ内部資料(とか、真っ先に情報を掲載していい権利とか)を独占的に譲り受けて、それをネタにした書籍で利益を得る――というビジネスのあり方は、やっぱり「いびつ」なんですよ。

 この状況は、どこかで是正されなければならないんですよ。

(つづく……かも)
※このブログは http://twitter.com/noyasuyukio と連動しています。

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