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ゲームの面白さとは何か? 幕間2-4 [箸休め]

 なかなか本編が再開しませんが、気長にお待ちください。第2章は……そうですね、たぶん6月中には始まると思います。

 というわけで、今回も、気軽な雑談です。



 ここ数日、ニコニコ動画内で「はやぶさ」に関する動画を楽しんでいます。日本が打ち上げた小惑星探査機ですね。もうすぐ地球に帰還するので、じわじわ盛り上がってるところです。興味のある方は、ニコニコ動画内で「はやぶさ」を検索してみましょう。

 いやあ、どれもこれも愛情にあふれていて、凄いなぁと。

 というか「はやぶさ」を応援するためのボーカロイド楽曲だけで、いったい何曲あるんだろう? しかも、みんなクォリティーが高いです。そりゃドイツ人も怒りますよね(意味がわからない人は、いろいろと検索してみてください)。



 ネット上には、たくさんの悪意がある。

 みたいなことが、よく言われたりします。匿名だから、そこでは悪意が増幅されるのだと。

 でも、たぶん、そんなもんウソですよね。以前に、ネット上で殺害予告されたことのある野安がいうのもなんなんだけど、とくに悪意を感じたことはないです。悪意があったとしても、リアル社会と同じくらいの分量じゃないかと。



 むしろ、匿名という仮面をかぶっていることによって、「善意がむき出し」になることのほうが、ネットの面白いところだと思う。

 みんな「善意」をむき出しにする。「愛情」をむき出しにする。

 これは日本だけのことじゃないと思う。ときどきサッカー関連の掲示板などを、海外サイトに見にいくことがあるけど、どの国も、ノリは同じようなもんだと思います。(まあ英語以外の言語は読めないので、まるで断言はできないけれど)

 でも、ネットを見てると、人間って、みんないいヤツだよなぁ……と感じることの方が、はるかに多いです。



 だからこそ。

 「はやぶさ」のために応援ソングを作ろう!

 みたいなことを考える人が、どんどん出てくる。野安もボーカロイドで遊んでいる人間だからわかるけど、曲作って、オケ作って、声を調整して、ミキシングして、ちゃんと動画にまで仕上げるのって、そりゃ大変です。数十時間かかってると思って、まず間違いありません。

 でも、作っちゃう人がいる。たくさんいる。「愛」を原動力にして、そこに膨大な労力を注ぎこんでしまう。いやはや、みんな凄いよなぁ、と感服してしまいます。これがネットというものの威力ですよね。


 だから。

 善意が、どこに集中するのか?
 善意を、どのように誘導するのか?

 というのが、これからのネットビジネスを考える上での、もっとも面白そうなところだと思っています。具体的なことは、ここには書かないけれど。



 ところで。

 前述した、「はやぶさ」動画の多くでは、ごく自然に「探査機の擬人化」が行われているのが面白いです。そういう動画が、ごく自然に作られていて、そしてごく自然に受け入れられているあたりは、凄いことだなぁと、

 これが、日本のコンテンツビジネスが持つ、最大の武器だったりするんだろうな、と考えたりしている昨今です。


※興味のある方は http://twitter.com/noyasuyukio もどうぞ


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