SSブログ

海外産ゲームは、日本市場で売れない? [ゲーム分析]

 海外ゲームのほうが、いまや質が高い!

 日本のゲームユーザーは、まだ、あまり海外ゲームに目を向けていない。でも、もし日本のゲームユーザーが、その面白さに気付いたとしたら? もしかして、日本製のゲームは売れなくなってしまうのではないか?

 みたいなことを、本気で思っている人がいるらしいです。




 これってさ、きっと冗談……なんだよね?

 だってさ、賭けてもいいけど、そんな事態は起きないよ。

 海外産の大作ゲームが、世界レベルでは高く評価されて、たくさん売れてるというのは事実ですが、だからといって、それが日本市場で人気を爆発させることは、ないと思う。

 だって、いまの日本では、もう据え置きゲーム機で発売される新規ゲームをヒットさせるのは、めちゃくちゃ大変だぜ。不可能ではないだろうけど、とてつもなくゃハードルが高い。

 ほとんど考えなくていいくらいの、低い確率だと思う。



「なにそれ? 新しいゲームの話?」
「ふーん。面白そうだね」
「あ、でも据え置きゲーム機なんだ」
「じゃあ、やらないわ」

 っちゅうのが、もはや一般的な感覚になってるってこと、実感として気付いてない人、けっこう多いのかもね。とりわけ、ゲームを作っている側の人に。

 いま、ゲームソフトを買うときの心理を、減点法で思考するとするならば。

 「据え置きゲーム機」ってだけで、大きなマイナスポイント。
 「何十時間もかかる」ってなると、さらにマイナスポイント。

 という状況だからね。その両方で減点を食らってしまうゲームは、そりゃあ日本では、なかなかヒットしませんて。



 たぶん、これ、日本だけの傾向じゃないと思うよ。

 そう遠くないうちに、ヨーロッパでも、そうなります。賭けてもいいよ。これは「テレビに接する」という行為に関する文化(というか風習)に起因する問題だからね。

 まあ、詳しく書くと長くなるので、そのへんの説明はパスしますけど。



 なので、おいらの無責任な予想としては。

 1人で遊ぶタイプの据え置きゲーム(注:オンラインゲーム含む)は、北米とアジア(中国が中心ね)で人気を得る。

 携帯ゲーム機は、日本とヨーロッパで人気を得る。アラブ圏もこっちかな?

 という2つの勢力圏が作られるんじゃないかと思ってます。でもって、少しずつ、携帯ゲーム機の勢力圏が大きくなっていく……という経緯をたどるんじゃないかな、と思ってます。

 まあ、ここにスマートフォンとかケータイが絡んでくるので、もうちょっと実情は複雑になるでしょうけれど。


http://twitter.com/noyasuyukio もどうぞ)

nice!(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。