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ゲームは、ゲーム売り場以外で売ってほしい [ゲームソフト]

 ゲームソフトって、基本的に、ゲーム売り場でのみ販売されています。

 これって、オカシイんですよね。

 たとえば、印刷物ってのは、本屋でしか売っていないわけじゃない。いやまあ、基本的には本屋におかれているけど、例外もあるのです。ふらりと読み飛ばすような印刷物(雑誌とか新聞とか)は、コンビニや駅の売店でも売っている。パソコン関連書籍・雑誌は、パソコンショップの中に販売コーナーがありますよね。

 さらに、わかりやすい例としては、映画のプログラムとかね。

 これは映画を観た人(あるいは、これから観る人)のための印刷物です。だから、それは本屋ではなく、映画館に置いてあるわけですよ。映画館を訪れる人こそが、その商品のなによりの買い手ですからね。映画館に置くのが正しいわけです。もっとも効率がいいといいますか。



 ゲームソフトも、そうなっていくんだろうなぁ、と思っています。
 たとえば「音ゲー」というジャンルがあります。あまり大々的に話題になったりしないけど、手堅く売れるジャンルです。たとえばiPhone(iPod Touch)用の「太鼓の達人」は、人知れずスマッシュヒットを飛ばしています。いまや、そのくらいまで、世の中に普及しているジャンルです。

 世の中、ゲームが売れない。

 などという嘆き節を耳にすることも多い昨今ですが、こういった鮮やかな成功例が、見えないところに隠れていたりするのが、ゲームというビジネスの素敵なところですよね。



 おおっと。話を元に戻しましょう。

 「音ゲー」が、ここまで普及したのなら、そんなもんはゲーム売り場以外の場所でも、販売すればいいのに、と思うのですよ。

 たとえば、コンサート会場で売ればいい。そのコンサートを行うアーチストの曲を、現地で有料配信してもいい。

 「○○○(好きなアイドルグループ名などを入れてね)の新曲データが、コンサート会場でのみ先行配信されます!」という形にすれば、けっこうダウンロードされると思うのだが、どうだろう。というか、もうやってるのかしら?

 自分の好きなアーチストの曲で、音ゲーを楽しみたい!

 と思っている人は、そりゃコンサート会場にいます。コンサート会場を訪れる人こそが、その商品のなによりの買い手です。ならば、そこで売るべきだろうと思うんだよね。映画のプログラムと同じです。



 今後、ゲームソフトは、ゲーム売り場で売るだけ! という時代じゃなくなっていくと思う。

 というか、「その商品がターゲットにしている層が集まる場所に、商品を並べる」っちゅうのは、ビジネスの基本ですからね。

 かつては子供たちがメイン顧客だった。だからゲームはオモチャ売り場に置かれた。

 熱心なゲーム愛好者もメイン顧客になった。だからゲームはゲーム売り場に置かれるようになった。

 でも、いまは、あらゆる層が顧客になった。ならば、ただゲーム売り場に並べてもダメでしょう。ゲーム売り場なんか、ほとんど行かないよ、という人ですら、ゲームビジネスの顧客なんだから。

 ソフトごとに、これはこんなところで売ったらいいのでは? といった戦略を考えるべき時代が、そろそろやってきてるんじゃないかなぁと。
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