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いいゲームは、ちゃんと売れる [ゲームソフト]

 いいゲームが売れない!

 という嘆きを耳にすることが、よくあります。

 でもね、野安は20数年にわたり、仕事としてゲームを見てきたわけですが、その経験から、はっきりと断言できることがあります。


 いいゲームってのは、たいてい、ちゃんと売れる。


 ということです。

 というか、そりゃ当然ですよね。多くの人が「これ、いいゲームだ」と思うから、そのソフトはみんなにプレイされるわけですから。



 多くの人が「いいゲームだ」と思ってない。

 でも、あなたは、それを「いいゲームだ」と心から思っている。

 そういう状況になることも、多々あるでしょう。ゲームにかぎった話でもありません。何を面白いと思うかは、人それぞれですからね。

 ふつうの場合、そういうときは、「ああ、おれは少数派なんだな。でも、世間がなんといおうとオレはこの作品が好きだから、応援するぜ」みたいな立場をとるわけです。



 で、そういうときは、本来、こう考えるべきなんです。

 自分は「いいゲームだ」と思っているのに、世間はそう思っていないようだ。ならば、自分は気付いていないけれど、どこかに欠点があるのだろう、と。

 こうやって思考することが、やっぱり大事です。

 まちがっても「いいゲームが売れない時代になっちまった」、「もっと、ゲームらしいゲームが売れるべきなのに!」などと嘆いてはいけない。責任転嫁にもほどがある。

 もっと売れてほしいなぁ……と思うソフトが売れないとしたら、そりゃ世間が間違っているんじゃない。ほぼ間違いなく、そのソフトに、なんらかの欠点があるんです。



 ゲームの場合は、まずは、以下のチェックポイントを見ればいい。

・いつ
・どこで
・誰が
・どのように、

 楽しむゲームなのか? それが明快なゲームって、やっぱりヒットしやすいんですよ。

 たとえば「マリオ」も「脳トレ」も「Wii Fit」も「ポケモン」も「モンスターハンター」も、上記のチェックポイントの答が、きっちりと見えるでしょ? こういうソフトは、やはり売れやすいわけです。

 確実に本数が見込める、いわゆるギャルゲー系の作品も、上記のチェック項目がきっちりと見える。だから手堅いジャンルになっているわけです。



・いつ
・どこで
・誰が
・どのように、

 楽しむのか、よくわからない。――という欠点を抱えるゲームって、けっこう多いんだよね。そりゃダメだろうと。いくら、そのソフトを熱愛する人がいても、やっぱ世間一般に、その面白さは伝わりにくいもん。

 ゲーム以外の娯楽商品を考えてみればいい。いつ、どこで、どのように楽しめるかがわからないモノは、やっぱり売れないんだよね。世の中、そういうもんです。
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