未来の携帯ゲーム機 [ゲームハード]
先日、ニンテンドー3DS(仮称)が発表されました。
いまのところ、3D映像が楽しめることのみ発表されていて、くわしいことは、何ひとつわかりません。なので、このゲーム機に対して、現時点では、とくにコメントはありません。
というか、まだ「いろいろなものを隠している」とは思ってます。通信系に関することだろうな、と予想している次第です。
それがニンテンドー3DSに搭載されるのか、あるいは数年後のゲーム機に搭載される機能になるのかはわかりませんが、未来の携帯ゲーム機は、互いに「繋がり合う」ようになるだろう、と予想しています。
インターネットみたいなもんですね。www(ワールド・ワイド・ウェブ)のように、それぞれのゲーム機が、互いに繋がり合うことで、巨大なネットワークが誕生する――という形になるのではないかと。
これを実現させるため、いつでもどこでも、いわば「すれ違い通信」をしている状態のまま、わたしたちはゲーム機を持ち歩くようになるんだと思います。
これ、ネットワークの作り方として、いちばん安価です。
みんなが繋がっている巨大なネットワークを誕生させるには、既存のネットワーク(電話回線など)を利用するほうが便利だ! と考えがちですが、そんなことはない。それって、インフラの整備が大変ですから。
たとえば、日本でも、まだケータイの電波が届かないところは、たくさんある。世界規模で考えれば、とんでもなく広いエリアが、まだ通信インフラが未整備の状態です。これを整備するのは大変ですよ。どれだけ金がかかるんだ、という話です。維持費だって馬鹿にならない。
インターネット環境も、世界規模で見ると、まだまだ貧弱なところは多い。世界の主要国にかぎっても、片田舎の個人宅に、ちゃんとネット環境が整うようになるのには、まだまだ時間がかかると思いますよ。
だったら、ゲーム機同士をダイレクトに通信できるようにしてしまえばいい。
これなら、ゲームユーザー同士が出会うだけで、自動的にネットワークが作れる。3人、4人が集まれば、自動的に小さなネットワークが作られることになる。ゲームユーザーが集まったり、離れたり、また別のところで集まったりすれば、伝言ゲームのようにして、どんどん情報を広めることが可能になります。
これなら、ゲーム機のごく一部が、インターネットに接続できればOKになるんですよね。ネットに接続できるマシンに、まず情報がダウンロードされる。そのマシンを持ち歩いていれば、他のマシンと繋がることになって、情報をどんどん広げていくことができるからです。
いずれ、そんな形でネットワークが成立するようになるんじゃないかなぁと思っています。
どのくらいの数が普及すると、このネットワークは機能するのか?
ざっくり考えると、国内ならば、だいたい500万台くらいが必要だと思います。
『ドラゴンクエスト9』のすれ違い通信と同じくらいの頻度で、携帯ゲーム機のユーザーが出会えれば、じゅうぶんにネットワークは機能するんじゃないかなぁ。
だから『ドラゴンクエスト9』のソフト販売本数と同じくらいが普及すれば、とりあえず最低限のネットワークが作れると考えてます。つまり、およそ500万台くらいかなと。
これだけのマシンが普及すれば、あとは「通信をONにしたまま、街を出歩きたくなる仕掛け」さえ用意すれば、その瞬間、そこに巨大なネットワークが誕生することになるわけですね。
こういうネットワークが作られたとき、そこに、どんな新しいエンタテインメントが発生するのか?
ということを考えるのが、これからのゲームクリエイターの仕事のひとつになるでしょう。
それは、パッケージのゲームソフトを作るのとは、いきなり発想が逆になるんだろうなぁ。いままでとは、ちょっと違うエンタテインメントが誕生するのでしょう。
ものすごく、シンプルな例を出しましょう。
たとえば「自分のキャラ(飼い犬とか)が、どこまで遠出できるか?」というゲームを考えてみます。あまりに安直な発想ではあますが、「安直すぎ」というツッコミは却下します。
ようするに、「すれ違い通信」によって、どんどん他人のゲーム機を渡り歩いていくゲームです。人から人へと渡り歩いていくわけですね。
たとえば、野安の携帯ゲーム機に、誰かのキャラが渡り歩いてきたとする。そのとき、野安が携帯ゲーム機を通信スポット(マックとか、ニンテンドーステーションとか、あるいは自宅のPCとか)を介してネットに接続したとき、その情報がネットに送られるわけです。
だから、キャラクターを送り出した人は、ときおりネットを確認すると、自分が旅立たせたキャラクターが
・いま、どこにいるのか
・何人のゲーム機を渡り歩いたのか
といった情報が見られるわけです。「おお、うちの○○は、いま東北地方まで行っちまったのか!」みたいなことを楽しむことになるわけですね。
こういった、それぞれのマシンが繋がっているからこそ成立する、いままでにないエンタテインメントが、いつか携帯ゲーム機で楽しめるようになるのだろうな、と思っている次第です。
いまのところ、3D映像が楽しめることのみ発表されていて、くわしいことは、何ひとつわかりません。なので、このゲーム機に対して、現時点では、とくにコメントはありません。
というか、まだ「いろいろなものを隠している」とは思ってます。通信系に関することだろうな、と予想している次第です。
それがニンテンドー3DSに搭載されるのか、あるいは数年後のゲーム機に搭載される機能になるのかはわかりませんが、未来の携帯ゲーム機は、互いに「繋がり合う」ようになるだろう、と予想しています。
インターネットみたいなもんですね。www(ワールド・ワイド・ウェブ)のように、それぞれのゲーム機が、互いに繋がり合うことで、巨大なネットワークが誕生する――という形になるのではないかと。
これを実現させるため、いつでもどこでも、いわば「すれ違い通信」をしている状態のまま、わたしたちはゲーム機を持ち歩くようになるんだと思います。
これ、ネットワークの作り方として、いちばん安価です。
みんなが繋がっている巨大なネットワークを誕生させるには、既存のネットワーク(電話回線など)を利用するほうが便利だ! と考えがちですが、そんなことはない。それって、インフラの整備が大変ですから。
たとえば、日本でも、まだケータイの電波が届かないところは、たくさんある。世界規模で考えれば、とんでもなく広いエリアが、まだ通信インフラが未整備の状態です。これを整備するのは大変ですよ。どれだけ金がかかるんだ、という話です。維持費だって馬鹿にならない。
インターネット環境も、世界規模で見ると、まだまだ貧弱なところは多い。世界の主要国にかぎっても、片田舎の個人宅に、ちゃんとネット環境が整うようになるのには、まだまだ時間がかかると思いますよ。
だったら、ゲーム機同士をダイレクトに通信できるようにしてしまえばいい。
これなら、ゲームユーザー同士が出会うだけで、自動的にネットワークが作れる。3人、4人が集まれば、自動的に小さなネットワークが作られることになる。ゲームユーザーが集まったり、離れたり、また別のところで集まったりすれば、伝言ゲームのようにして、どんどん情報を広めることが可能になります。
これなら、ゲーム機のごく一部が、インターネットに接続できればOKになるんですよね。ネットに接続できるマシンに、まず情報がダウンロードされる。そのマシンを持ち歩いていれば、他のマシンと繋がることになって、情報をどんどん広げていくことができるからです。
いずれ、そんな形でネットワークが成立するようになるんじゃないかなぁと思っています。
どのくらいの数が普及すると、このネットワークは機能するのか?
ざっくり考えると、国内ならば、だいたい500万台くらいが必要だと思います。
『ドラゴンクエスト9』のすれ違い通信と同じくらいの頻度で、携帯ゲーム機のユーザーが出会えれば、じゅうぶんにネットワークは機能するんじゃないかなぁ。
だから『ドラゴンクエスト9』のソフト販売本数と同じくらいが普及すれば、とりあえず最低限のネットワークが作れると考えてます。つまり、およそ500万台くらいかなと。
これだけのマシンが普及すれば、あとは「通信をONにしたまま、街を出歩きたくなる仕掛け」さえ用意すれば、その瞬間、そこに巨大なネットワークが誕生することになるわけですね。
こういうネットワークが作られたとき、そこに、どんな新しいエンタテインメントが発生するのか?
ということを考えるのが、これからのゲームクリエイターの仕事のひとつになるでしょう。
それは、パッケージのゲームソフトを作るのとは、いきなり発想が逆になるんだろうなぁ。いままでとは、ちょっと違うエンタテインメントが誕生するのでしょう。
ものすごく、シンプルな例を出しましょう。
たとえば「自分のキャラ(飼い犬とか)が、どこまで遠出できるか?」というゲームを考えてみます。あまりに安直な発想ではあますが、「安直すぎ」というツッコミは却下します。
ようするに、「すれ違い通信」によって、どんどん他人のゲーム機を渡り歩いていくゲームです。人から人へと渡り歩いていくわけですね。
たとえば、野安の携帯ゲーム機に、誰かのキャラが渡り歩いてきたとする。そのとき、野安が携帯ゲーム機を通信スポット(マックとか、ニンテンドーステーションとか、あるいは自宅のPCとか)を介してネットに接続したとき、その情報がネットに送られるわけです。
だから、キャラクターを送り出した人は、ときおりネットを確認すると、自分が旅立たせたキャラクターが
・いま、どこにいるのか
・何人のゲーム機を渡り歩いたのか
といった情報が見られるわけです。「おお、うちの○○は、いま東北地方まで行っちまったのか!」みたいなことを楽しむことになるわけですね。
こういった、それぞれのマシンが繋がっているからこそ成立する、いままでにないエンタテインメントが、いつか携帯ゲーム機で楽しめるようになるのだろうな、と思っている次第です。
2010-04-02 00:00
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